Ad inspector は AdMob メディエーションでの広告ソース追加後の動作確認に必須のツールです。テストデバイスをAdMob管理画面で追加するだけで、端末シェイクなどのジェスチャーで表示可能になるのでとても便利です。
しかし、このジェスチャーでの操作だと不便な場合があります。
ジェスチャーを使わずにAd inspectorを表示する方法を紹介します。
ジェスチャーで Ad inspector を表示するのが不便なケース
デバッグしながら実行している場合は端末をUSBケーブルでPCと繋いだ状態でアプリを起動することになりますが、この状態だとシェイクなどのジェスチャーが結構不便です。
端末をシェイクするとケーブルをぶんぶん振り回すことになるので、周りの物にぶつけないよう気を付ける必要があります。
あと、これは端末によって違うのかもしれませんが、自分の場合は手元の端末だと結構な勢いで振らないと反応してくれず、それもあって不便だなーと思ってました。
Ad inspector 表示のAPIを直接利用する
Ad inspector は直接表示するためのAPIがAndroid/iOSそれぞれで用意されています。
MobileAds.openAdInspector(context, new OnAdInspectorClosedListener() {
public void onAdInspectorClosed(@Nullable AdInspectorError error) {
// Error will be non-null if ad inspector closed due to an error.
}
});
[GADMobileAds.sharedInstance presentAdInspectorFromViewController:viewController
completionHandler:^(NSError *error) {
// Error will be non-nil if there was an issue and the inspector was not displayed.
}];
開発版アプリのデバッグメニューなどから、これらを呼び出すようにすればOKです。
本番アプリでは使えないですが、通常は端末をUSBケーブルに繋いでログを取得するのは開発版アプリなので、開発版アプリだけでもジェスチャー無しで使えるととても便利です。
まとめ
というわけでジェスチャーなしで Ad inspector を表示させる方法を紹介しました。
実際、ジェスチャー無しで表示できるようにしておくとだいぶ気分的に楽です。シェイクしても反応しないみたいのが無く、デバッグメニューから確実に表示できるので、何より確認作業が億劫でなくなります。
このような工夫をして作業効率を向上していくのは大事ですね。
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