一昔前までは Android 端末と PC を USB ケーブルで繋いで logcat のログを取得していましたが、2025年現在ではワイヤレスデバッグを使うほうが圧倒的に便利です。
よく手順を忘れるので、備忘録としてメモを残しておきます。
ワイヤレスデバッグとは
「設定 > 開発者向けオプション > ワイヤレス デバッグ」で設定できるオプションです。
「設定 > 開発者向けオプション > USBデバッグ」の Wi-Fi 接続版と考えて良いと思います。

ワイヤレスデバッグでの接続手順
[手順1] 「ペア設定コードによるデバイスのペア設定」を選択します

[手順2] 「デバイスとのペア設定」の画面になるので、「IPアドレスとポート」、「6桁のコード」を確認します

[手順3] PC側のターミナルで adb pair
コマンドを [手順2] の「IPアドレス:ポート」を指定して実行します。 Enter pairing code
: に対して [手順2] の6桁のコードを入力し、Enterを押します。
$ adb pair 192.168.■■.■■:44■■■
Enter pairing code: 29■■40
Successfully paired to 192.168.■■.■■:44■■■ [guid=adb-21071FDF■■■■■■-■■■■■■]
ペアリングが成功すると、「ペア設定済みのデバイス」のところにペア設定したPCが表示されます。

[手順4] PC側のターミナルで adb connect
コマンドを「ワイヤレスデバッグ」の画面の「IPアドレスとポート」を指定して実行します(ペアリング設定時のものとは違うので注意)。

$ adb connect 192.168.■■.■■:41■■■
connected to 192.168.■■.■■:41■■■
[手順5] PC側のターミナルで adb devices
コマンドを実行し、接続できているか確認します。「List of devices attached」に表示されていればOKです。
$ adb devices
List of devices attached
192.168.■■.■■:41■■■ device
[手順6] PC側のターミナルで adb logcat
コマンドを実行します。
$ adb logcat -v time
参考情報:

まとめ
Android 端末でワイヤレスデバッグでログを取る手順をまとめました。
adb pair
と adb connect
で指定するポートが変わるので、そこだけ注意が必要です。
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